iPhone2.1 for iPod touch

さて、エントリー化。

※はじめに
iPhone向けのリリースは9/13(土)と発表されています。現在OS2.1はiPod touch向けにのみリリースされています。このエントリーで書かれた内容がiPhoneでもそのままになるかどうかの保証はできません。あくまで参考ということでご理解ください。


2.1ですね。早朝はAppleさんが更新の順番をミスったのか、目的のファイルが見つからず全然ダウンロードできずにいましたが、実は出勤直前の時点ではダウンロードできていたようです。どちらにしても、それを待つこともできませんでしたし、触ることもムリだったので今からダウンロード→インストールして噂の連文節変換でひゃっほいしたいと思います。

こちらも長文ですので折り込みますね。

ソフトウェア更新前のバックアップ

いやあ、長かったです。1時間半程度かかりましたわ。現在ソフトウェア更新中です。もうちょっとですかね?

ファムウェア更新終了。


なんのエラーもなく更新終了。2.0xではバージョンアップのたびに復元するほど不安定でした。この点は評価したいと思います。バージョンも2.1になりました!まあ、ファームアップ直後はiPhoneでもサクサク感がUPしますのでしばらく使わないと実際のところはわかりません。まあ、色々と試してみますよ。

気づいた点。

  • アプリインストールをiTunesから行うと、HOME画面2ページ目から追加されるアイコンの並び方が違う。

2.0xの時は隙間なくアイコンが並ぶため、アイコン整理が大変でした。今回は、1ページ目はギッシリになりますが、2ページ目からは、4段あるうちの下1段にはアイコンが並ばず、次のページにインストールされていきます。下1段は予備のための空白列として扱ってくれるようです。言葉だとわかりにくいですが、やってみれば便利な気遣いになっていることがわかるはずです。

(参考画像)

  • バックアップは先ほどが1時間半かかったのに対し、OS2.1になって1分少々で終了。

この点は何度もバックアップ取っていくと段々とバックアップの時間が増えていく可能性がありますので現段階ではパフォーマンスの向上になったかどうかの判断はつきにくいです。OS2.0xでは少なくともそうでした。

  • アプリケーションのインストールも高速化されたっぽい。
  • アプリケーションの削除も高速化されているようです。
  • 日本語入力はかなり快適になっている模様です。(まだファームアップ直後なんでわかりませんが)
  • 長文の変換もかなりの精度で変換できます。素晴らしい。

ここでは「長文の変換」と表現しておきます。「連文節変換」と言うには、文節単位の変換が可能にならないと厳しいんじゃないかと思ったんですが、ちょっと詳しいことはわかりませんが。

(参考画像)

  • Safariの安定度がかなり向上しています。当ページも落ちることなく表示できるようになりましたw

今のところはこんなとこ。使ってみてどんどん追記していく予定です。

まとめ

「コピペが実装!」が目玉と噂だった2.1ですが、蓋を開けてみれば、地味な更新だったと言えます。


内容はシステムの安定と日本語入力パフォーマンスの向上、および、数々のbugfixが主でした。(どんなbugがあったのかは知りませんが。)iPod touchではこれくらいしか確認できませんでしたが、iPhoneではまた違った印象を受けるのかもしれません。それでも、iPhone2.0xのそれとはまったく違ったiPhoneOSを体験できる意味では2.1と謳った意味もわかるような気がします。


もちろん厳しい見方をすれば、「新機能も載せないで2.1かよ。bugfixとかありえん。こんなbugが載ったまま発売するほうが云々…当たり前のことができるようになっただけ」という方もいるかもしれません。当然大型アップデートなんで、そういった目新しい機能の追加に期待する気持ちはよくわかります。正直私もそう思うところもありますよ。


しかし、そう言った批判の可能性も踏まえた上で、今どきのメーカーの開発はユーザーを迎合しすぎているのではないかと思うような風潮の中で、「今やるべきこと」を「正しくやった」のがAppleなんじゃないかと思いました。ただ、昨日のイベントでも思ったんですが、淡白すぎるくらいサラっとやったなという印象もあります。


個人的には「2.1はシステム安定とパフォーマンス向上に注力した、歓迎されるべき、大型アップデート」と位置づけしておきます。既に出来上がっているものをさらに煮詰めていく作業というものは恐ろしく大変で、結果が出にくいものです。あえてここに注力したことを評価したいと思います。


ただし、ここまでのまとめはあくまでもiPod touchで試した感想であり、常時通信関連アプリが乗っかっているiPhoneでどこまでこの快適さが表現できるかが今後の私の興味です。

もちろん、iPhoneにOS2.1をインストールした際には別個に比較レビューを行うつもりです。

余談

今後もOSアップデートの際はこのような体系を取るのでしょうかね…?このようなとは、touchユーザーに対して先にソフトウェアアップデートを提供して、数日後にiPhoneで同じソフトウェアを提供すると言う流れです。


マージンを取ったと言いますか、やはり「携帯電話」としての致命的なバグが見つかったときにすぐにiPhoneへはファームアップさせないためのものなのか、アクセス集中を避けるためのものなのか。よくわかりませんが、これからもこういう流れでOSが公開されるだとすれば、touchの使い道はまだまだありそうに思えました。iPhone買ってから完全に「iPod化」していたtouchくん、これからもよろしくお願いしますね。