iPhoneと説明書

モノを買いますと、必ずと言ってもいいほど、「説明書」なるものがついてきます。私は割と説明書は読むほうです。なぜなら、どんな機能があるのかまず先に知っておきたいからです。使い始めてからはまず読みません。なぜなら、ある程度使える機能がわかっていれば、説明書をわざわざ読むよりもとりあえずその機能に触れたほうが早いからです。


iPhoneは最初から説明書というものはありません。いつもまず説明書から読む私にとっては衝撃的なことだったのです。でも、iPhoneになぜ説明書がないか。それは、説明書で説明できるガジェットではないからだと思います。4ヶ月前に買ったiPhoneにもし説明書がついていたとしても、今はストリートビューがあります、絵文字があります。App StoreのUIも大きく変化しました。マップも大幅な機能追加も行われました。


説明書があるからこそ、その機器はそこで定義したしがらみを一生背負うのではないかと思いました。それでも説明書はなくても使い方はわかる。説明書がないからこそ「わからいやすいUI」を目指さざるをえない。そんなプレッシャーを常に受けながら自由な進化を遂げていく。つくづくiPhoneは素晴らしいマシンだなと思うばかりです。