で、あなたは”Crystal Defensers”をどう思うよ?

これだけ色々なレビューを見たから天邪鬼になるやつも出てくるのも無理はない。


ですが、色々な酷評を見ているうちにハタと気づいたことがあります。では逆に思うのは「ゲームはUIか?」ということです。


確かに今時のiPhoneアプリをよく使うものにおいて、「あの十字キーはねぇだろ」と思うのは仕方のないことだと思います。ほんと、このゲームをよく使われているiPhoneUIに則った設計にしていればあるいは神ゲーになったのだろうかということ。Appbankさんあたりはこのあたり的確にレビューされていますが、「バランスが…」というくだりですね。


とにかく、「UIとしてダメな点」と「タワーディフェンス系としてのゲームとしてダメな点」がこのゲームの評価ポイントだと思ってます。これでいいわけですよね?


これを踏まえて私が言いたいことは、これ以上でも以下でもないかなぁという意見です。


「天下のスクエニだから」(あんなゲームは許せない的レビュー)


それはどうかなぁと思うわけですよ、正直。逆に言えば、「スクエニだから買ったんだけど、期待通りじゃなかった」ってことを言ってるわけですよね?個人的に言わせていただくなら、「ゲームとしてはおもしろかった」これに尽きます。確かにバランスはものすごく簡単な方向に向いてはいましたが、これが初めてTD系を遊ぶものにしてみたら、あれくらいのバランスでも十分なんじゃないかと思いました。むしろバランスは続編に期待すればいいんじゃないでしょうか。


超前向きに捉えれば、「そんなゲームならレアじゃん」と思うわけです。スクエニゲーで「おもしろくない」と思うゲームは山ほどありますよ。それよりも「名作」が数多くあるからこそ、これだけのブランドになっていると思うわけで、それに至るまでのさまざまな「試行錯誤」ってのはどこのメーカーもあると思うんですよね〜。だから「あえての携帯UI」でもまあいいかなと思っています。(あ、もちろん、今の酷評があるからこそ、これからのソフトの質の向上も期待できるってのところは同意です)


私はそもそもゲームを買うこと自体ギャンブルだと思っています。ものすごい変な楽しみ方なんですが、私は「クソゲー愛好家」でもありますので…。バツゲームかもしれませんが、買ったゲームはきちんと最後までやる。これが私のポリシーなのです。みんながおもしろくなくてやらなかったゲームの結末を知るだけで、優越感に浸ることができる。ただのアホなのですが、それもまたやってみると面白いものなんですよ。


ですから、買ってからの一喜一憂も楽しいのではありますが、買うまでの「これクソじゃねーだろうな」というのもある意味冒険なのであります。クソならクソで買ったからにはとことんまで遊び尽くしたらいいんじゃねーかと思うわけですよ。その上でのレビューを見てみたい。「ここがダメ」とか「あそこがいまいち」とかいうレビューは腐るほどあるわけで、「でもこの部分は神」って部分がスペランカーになるわけで。それでも「遊びつくす」というユーザーの「姿勢」もこれからのゲーム市場には大きな影響を及ぼすのではないかと考えます。


あ〜。なんか反感買うようなエントリーしていますが、結局何が言いたいかと申しますと、評判を聞いただけでやりもしないで「ああ、あのクソゲーね」と言うのはやめていただきたいと言う事です。やってみれば何かあるかもしれませんよということで。何事も「鵜呑み」ほど恐いものはないんじゃないでしょうかね?