地震だ!Twitterで報告を見ろ!Photoshareで現状を把握しろ!

という利用法があるのではないかという話。これ、すごく現実的で説得力ありますね。

TwitterPhotoShareなどで災害対策
http://d.hatena.ne.jp/Batayan3/20080921/1222003029
【Batayan’s Log】

まず、第一に頷いたところは、

日本で携帯の各キャリアが提供している「災害用伝言板」の機能をさらに拡張するかたちで、このTwitter、とくにモバイル機器から利用するTwitterが機能するのではないか、という気がする。相手を指定して安否確認をするという利用法はもちろん、被害状況などを均一にではないにせよ、細かくレポートし、把握するツールとして使えそうだ。

非常事態の場合でも一番自分の身近に置くもののひとつが「携帯」であるので、携帯を使ってさまざまな情報が得られるというのは大きいですね。携帯の中でも「iPhone」は特にネットに特化されていますし、機動力はあると思われます。ことにTwitterクライアントのひとつである、Twinkleは自分の居場所からの距離別で投稿が見られるという特徴をもっているわけで、もってこいではないかと思われます。

災害用伝言板と大きく異なるのは、これらが災害時専用のツールでは”ない”ということだ。それだけに、専用ツールのような使い勝手を望めない側面もあるかもしれないが、ユーザーからすれば、なにより普段使って慣れているものだけに使用法を戸惑うこともないし、そもそも、災害専用のものと違ってその存在を知らないということが(普段使っているユーザーには)ないから、存在を知らせたり使い方を周知したりする必要がない。

普段から使っているツールだからこそ、緊急時でもミスなく落ち着いて行動ができるかもしれないというのは、最もだと思います。そのときになってはじめて使うツールなんてのはミスが伴うもの。。普段から訓練されているツールで緊急連絡ができるとすれば、ものすごい価値のあるツールではないかと思います。

もちろんこれは、災害時に通信インフラが機能していて、Twitterがアクセス集中しても落ちない、ということが前提の話ではあるので、頼り切るわけにはいかない。しかし、固定網よりは被害に遭ってまったく不通になる可能性が少ない無線(携帯)網を活用し、被害を最小限にとどめるために役立てることは、あらかじめ想定しておくべきことなのではないかと思う。

実は私の実家も被災しました。

確かに通信インフラに100%頼りきれるものではないというのは確かなことですね。ただ、停電、断水、ガス漏れ。電話もテレビも使えない、ライフラインが寸断された状況は神戸の地震でも実際あったことです。そこに携帯電話という名の無線機器が各家に何台も置かれている今の日本の状況は素晴らしいなと。ただ、その時になって、各人がどれだけそういう備えがあるか?ってことが肝心なわけですけども。決して「携帯があるから大丈夫」なわけではないですが、その後の2次災害を未然に防ぐ手立てには十分なるのではないかと私も考えます。

このような「緊急時」の利用シーンを考えたことは一度もありませんでした。すごくありがたく、また興味深い話をありがとうございました。>Batayanさん