iPhone発売2ヶ月たって感じていること

早いものでもう2ヶ月なんですね〜。振り返ること。。何があっただろう。毎日iPhoneと生活して何が変わっただろう。そんなことをちょっと書かせていただきます。だらだらと書くのは苦手なので、自問自答形式でいってみます。

※とにかく長文につき、折り込みます。(結局だらだらのぐだぐだになってしまいました^^;)

●生活は変わったのか?

別段変わりなく生活しています。生活そのものは変わりはない。あえて言うなら、「iPhoneがあるからできること」って項目が日々の生活にいくつか増えたということではないでしょうか?また、「iPhoneがあるからしなくていいこと」もできてきたために実際に一日の時間が足りないどころかより効率的に過ごせるようになってきた気がします。

●具体的に何をやっていたのか?

とにかくblog更新と巡回に迷走した2ヶ月と言えましょう。毎日それはもう滝のように落ちてくる情報。それを追いかけるだけで疲れてしまいますので、私は「iPhoneをこう使う」というエントリーに焦点を絞って取り上げたつもりです。また、自分が「こう使う」という狙いのエントリーも多数行いました。つまり、使ってナンボの精神ですねw スペックありきではなく、利用シーンありきで私は考えてます。

●家でのiPhoneの利用シーンは?

家での生活ではiPhoneの情報はPCで探している。ということでまだまだPCに依存するところが大きいです。これは後に述べる、「コピペ機能がないこと」と「日本語入力環境がまだ確立してない」という問題が大きいですね。これは2.1で大きく変わる可能性も見出せましたし、今後変わってくるものだと思っています。

●外出先でのシーンは?

大きく変わりました。ちょっとした暇を見つけてはTwitterを見ては情報あつめたり、近所のつぶやきをみて楽しみ、Photoshareでもそこだけのコミュニケーションを楽しむようになりました。それまでは、家でも外でも情報系のサイトをみてニュースを集めるということをやっていましたが、ほとんどなくなりました。すべてが統合されることによって、一元管理できるということがiPhoneを使うにあたって一番便利だなと感じることができる点です。携帯のメールがきてないかな、着信はないかな、と携帯を開き、閉じ、GMailがないかなとEMONEを開いて確認してみたり、スケジュールはどうだ、Todoリストはどうだだの、いかにもバタバタしてるというシーンがありましたが、そんな煩雑なことはまったくいらず、いつでもiPhoneのHOMEを見ればだいたいが把握できる。ノートPCもWM端末もdocomo携帯も一切持ち歩かない。たったiPhone一台ポケットに入れとけば安心。実にスマートに携帯電話を携帯できるという実感がありますね。

●色々と不具合あるが…?

日々色々な情報が出回り、それを見るだけでも楽しく過ごせました。一部ネガティブな意見もあるようですが、まあ、それはそう感じてしまうことを率直に言ってることなんで、別にいいんじゃないでしょうか?「〜がダメだから」というくだりで始まるエントリーなども結構見ましたが、私も同じように思うことも多々ありますですよ。ああ、ここはダメだなとか思わない人はいないと思います。それくらいまだまだ未熟な状態だと思ってます。ただ、私はケチな性分なんで、せっかく2年で20万以上も払うであろうどっかのネガ意見の受け売りでいえば、その20万の元を取りたいってのもありますね〜w せっかく自分で「これがよさそうだ」と思って買ったものですから、多少使いにくくてもとことん使いこなしてやろう。みたいなね。「ほんと、お前はおめでてーな」と言われそうですが、まさしくそれじゃないでしょうか?それでいいんですw ま、ビジネスシーンとしてのiPhoneとして捉えている方にはシャレにならないってのはわかりますよ。あくまで私は趣味の一環としてこのガジェットを買ったわけですからまず目的が違うわけです。ですから声高に「iPhone絶対いいぜ!おまえも買えよ!」とは言いません。「iPhoneだとこういう便利なところがあるんだよ」とは言いますが。その行間に「だから買え」なんて言葉はありませんです。

iPhoneでしたいこととは?

本当はこのblogもすべてiPhoneで完結させることを理想と思ってます。ですが、今のiPhoneは文字情報を発信することにおいて「Safari」への依存度が非常に高いために難しくなっています。また日本語入力のシステム的な大きな問題も抱えています。これがクリアされることによってさらにiPhoneに対する依存度も高まっていくと考えています。ただ、現時点で実装されていない「コピー&ペースト機能」についてはシステムの安定性がある程度心配なくなりそうな見通しがたった時点での実装をお願いしたいなと思ってます。(もしかして、サプライズな追加機能って実はコピペ?とか期待してるんですが、ないでしょうね。)

●メーカーとiPhoneとの2ヶ月はどうだったのか?

OS2.0 2.0.1 2.0.2 2.1の変貌してきまして、(OS2.1はまだですが^^;) iPhoneは「進化するデバイス」なんだと改めて認識することができました。たった2ヶ月でiPhoneは発売当初とはまったく違うものに生まれ変わっています。今週末のアップデートでtouchのようなパフォーマンスが発揮されると信じております。
iPhoneと携帯の違いはこの2ヶ月での激的な変化を見れば明らかですよね。ま、iPhoneスマートフォンなので、比較対象が違うわけですが、それでもアドエス、EMONEなどのそれを見ても、違いは明らかではないでしょうか?

また、App Storeの成功が大きいと思いました。毎日のように数十個単位のアプリ追加で、正直すべてを追いかけるのは無理なくらい豊富な資源の中からユーザーが「選べる」。そして、そのアプリはApp Storeという場所でもって一元で管理されている。これが、App Storeの成功に繋がっているのではないでしょうか?これこそが、「メーカー主導」の携帯電話の魅力です。ハードを売るためにはソフトです。ソフトを売るためにはそれに見合ったハードが必要です。メーカーの独り相撲では決して成功しない、逆にサードパーティがこれだけ活発だとそのデバイスはスペック以上に化ける。そんな印象を受けています。

また、他のエントリーでも触れましたが、あくまでも3G黎明期でもあるこの2ヶ月でAppleは新機能ではなく、bugfixに注力してくれたことに感謝したいと思います。これからAppleが考える戦略に応えてくれるようなハードとOSでなければならず、その土台をしっかりさせてこそ、iPhoneの未来は開けるのだと思います。

iPhoneを発売日から2ヶ月、どう思ってきたのか?

正直最初は戸惑いました。touchで使っていたSafariの感覚とは到底違うもので、当然iPhoneでも同じように使えると思っていたところを大きく裏切られました。また、これも単なる妄想だったのですが、3Gという回線に絶大な期待をしていた。自宅付近ではFOMAはハイスピードエリアです。その速度くらいは軽くでるであろうという思い込みで痛い思いをしました。初日には「こりゃ使えねぇ…」と思わず漏らしてしまったくらいです。イーモバイルがいかに高速なネット接続環境を提供しているかをiPhone+Softbankという通信環境を得て知ることになりました。ですが、モデムのアップデートと共に電波状態の改善が見られ、384kbpsに近い通信環境を得ることができるようになり、またネットの使い方自体を変えていくことで目的の情報を得る方法を徐々に覚えてきていることで、発売日に感じた不便さがほどほどに消えてきたところです(まだまだですが)


日々のルーチンワークの中にiPhoneはしっかり根付いています。


それを証拠に他の携帯機器は一切持ち歩かなくなりました。モバイルノートは要らなくなった。さらなる小回りの効くモバイルデバイスとして、iPhoneは私の生活に確固たる居場所を見つけ、棲みついています。

新しいコミュニケーションとネットでやることに変化が出てきています。従来のWM機では、PCと同じような閲覧方法でネットを見ていました。お気に入り経由で、ニュースや情報を得たりとか。しかし、今はどちらかというとBookmarkそのものをあまり使わなくなりました。Twitter経由で貼り付けてあるサイトへジャンプする、iPhone専用ポータルサイトからのRSSなどからジャンプするなどです。Photoshareで他のユーザーとのかけあいを楽しんでみたりと、ネットを利用する幅が少し広がったように思います。その中から生の声としての情報を得られることが面白く感じるようになってきています。また、結局最終的にiPhoneで見る情報は、PCサイトのそれと同じということに意義があります。i-modeのようにi-mode向けに簡略化された情報をみるのではなく(見る方法はありますけども)、そのすべての情報を自由にユーザーは見ることができるという安心感を覚えます。ただし、Yahooのポータルは素のYahooを見るためにちょっと小細工が必要ですが(汗)

●touchとiPhoneは違うのか?

発売直前ふと思ったことがありました。「EMONE持ってるんだからWMWi-FiRouter使ってtouchで代用きくのではないか」と。しかし今となってはそれはまったく違うということがわかります。


iPhoneを使っていて、自発的にオレはネットを使ってるんだという感覚は実に薄いです。もちろんGoogleアプリ立ち上げて検索してるときとかSafari立ち上げて目的のサイトにBookmarkでつなぐと言った意思をもっての接続というものは確かにあります。先ほど「ネットの使い方が変わった」と言ったのはまさにこの点なのです。今までモバイル機でネットを見るときの動機は上記のように調べたいものがあったり、見たいblog、ホームページがあったりしたからです。

iPhoneになってからは各種アプリがネット、GPSをシームレスに利用して(GPSは問い合わせがありますが)その通信でもって、私に情報を提供する。冷静に考えればネットを使ってるんだと言うことは分かるのですが、Todoアプリにしても、Evernoteにしても、同期という行動そのものがネット利用につながるわけで、AppStoreからの更新数表示や、メールの表示(これは携帯でもWM機でもありますが)さまざまな情報をネット経由で知ることができます。これはtouchでは簡単にできることではありません。ネットからデータを取得する時は必ず自分がEMONEを立ち上げてWMWi-FiRouterを起動させて、touchから接続する。意思をもってネットにつないだときだけ情報が得られる。ということになります。iPhoneを使うにあたっての感覚は意思を持ってアプリを立ち上げたら情報が得られるというものです。この違いを私は文字でなかなか伝え切れません。欲しい情報をダイレクトに得られるのがiPhoneで欲しい情報を得るために「ネットに接続する」という手順が割り込んでくるというのがtouchでのネット利用という認識ですね。


今のPCの使い方に通じるものがあるんじゃないかと思ったりします。極端な話、電源を切らずにPCを運用してる方もいるかと思いますが、私は帰宅してPCの電源を入れたら、翌朝出勤するまでPCの電源は落としません。使いたいときにOSが立ち上がってくるのを待つ時間がもったいないと思うからです。使い終わったらいちいち電源を落とすPCでは不便極まりないんです。touchに通信機能を使うアプリは最初からインストールできないものも中にはあるようですし、インストールしているアプリ自体touchとiPhoneではまったく違います。

そういったことで、touchでiPhoneの代用が効くとは今は思ってないわけです。

iPhoneは期待通りのデバイスだったか?

これは、まだまだもろ手を挙げてバンザイというわけにはいきません。が、徐々に私の期待するものに近付いているという手ごたえは感じています。ま、これからでしょう。

●今後のiPhoneに期待すること、期待できること

やはり2ヶ月使ってきて思ったのは、「これは携帯電話ではない。インターネットデバイスなんだ」と。ネットをシームレスに利用して自分の欲しい情報を得るという便利さは今までなかった視点なんだなと。自分の生活を便利にする道具なんだという認識が大きいですね。今までなかったものなんだから使うものとしてはある程度の戸惑いも生まれます。ですから慣れていく、覚えていく。習得していく。


今後、プッシュノーティフィケーションサービスが始まることが決定していますが、まさにこれがAppleのやりたかったことの集大成なんだと思います。このサービスの可能性は計り知れません。今までのネットの使い方そのものが根底から覆るかもしれません。そのためにはバッテリー問題、Safari問題と目の前にある大きな問題をクリアしなくてはなりません。これからのiPhoneの土台になる根幹部分をしっかりさせて今後の飛躍に期待しながら、発売2ヵ月後の感想とさせていただきます。

ほんとに長文乱文、お付き合いいただきましてありがとうございました。もうすっかりマク信者な文章になってしまいました^^; ま〜色々反論もあるかと思いますが、使ってるものの身として前向きにとらえただけのものですので、その点はご理解いただけると幸いです。